May 5, 2019

帰り道は遠回りしたくなる

Introduction

いわゆる退職エントリ的な立ち位置な記事です。

最終出社日にこんなTweetをしました。
身内報告のつもりだったが、思ったより知らない人に見られているというのがあって 下手に退職エントリみたいなのを書くと燃えそうなので、似たようなものを路線を大幅に変えて書いてみようと思います。
この記事は日記のつもりで書いていて、バズりたくはないから遠回しなタイトルのブログになっている。遠回りだけに。
炎上ネタは一切出てこないので期待している方は見ないほうが良いです。
まぁ書くなよという話ではあるが、今が思い出になる時に見返すと楽しいので書いておく。
(8割くらいネタなので笑いながら見て欲しい)

私は乃木坂46のファンです。というよりは秋元康が好きです。
現存する日本人の中で一番天才なのでは?と思ってるくらいですw
お察しの通りこの記事はアイドル要素が入ってきます。 苦手な方はここで止めて下さい。
※ オタの勝手な考察なので事実と異なる場合があります。

MV

それなりに大きな会社に新卒入社して退職するのはアイドルの卒業となんとなく似ているような気がしている。(盛大な妄想)

漠然と転職というのを考えたのは昨年の10月ぐらいでした。 その頃、新卒からずっと携わっていたサービスから離れる事になりました。 シンクロしたように西野七瀬さんが乃木坂46からの卒業を発表しました。

知らない人のために簡単に説明すると西野七瀬とは白石麻衣と並ぶ乃木坂のツートップと呼ばれ、 握手やグッズの売上はグループ1のメンバーである。[1] 結成当時からメンバーではあるが、初センターは8枚目のシングルと遅咲きでもある。 (ちなみに推しではありません。推しは齋藤飛鳥さんです。)

そんな西野七瀬の卒業シングルとして出されたのが、このブログのタイトルにもなっている 22枚目のシングル「帰り道は遠回りしたくなる」です。

物凄く暇かつ見たことがない人はこのMVを一度見てみて下さい。

見たくない人もいると思うので簡単に内容を解説すると、

冒頭のバスに乗ったシーンに表示される「人生には分かれ道がある」というよくありがちな物語です。
主人公の西野七瀬は

  • 時間どおりバスに乗って美術学校に通う一般的な美大生の人生を歩むパターン
  • メガネを落としてバスを乗り過ごしてしまったら、偶然スカウトされてアイドルの人生を歩むパターン の2パターンで話が進んでいきます。

どちらの道も悩みはあるものの、どちらの道を選んでも幸せな人生を歩んでいきます。

ガチ勢の解説を見たい方は、ここ とか見てみてください。
次に歌詞を見てみます。

Lyric

Aメロ

好きだった… この場所…

やめられない漫画を途中で閉じて
顔を上げて気づくように
居心地いい日向もいつの間にか
影になって黄昏る

君と会って
過ぎる時間忘れるくらい夢中で話した
僕の夢は
ここではないどこかへ

この曲は「好きだったこの場所」という歌い出しで始まります。 卒業ソングという立ち位置なので、この曲は西野七瀬が10代から7年間過ごした家族のような存在の乃木坂46という場所から離れて違う世界で活躍しようとしている様子を秋元康大先生の手によって綴られています。
ホームのような存在の乃木坂でアイドルとしての夢をメンバーと語りあっていた自分がアイドルではない違う世界に興味が湧いていく様子を表しています。

同じようにというのも失礼な話ではあるが、自分もチームが解散してから違う世界にも興味が出てきて他の場所も見てみたくなったというのがあります。
今の会社は環境的にはとても良い会社で、 本人の意見を尊重してくれ、技術的な挑戦も出来、オフィス環境も申し分ありません。 採用基準に「素直でいいやつ」というスローガンがある通り、同僚はみんな良い人ばかりです。 正直なところ、このホームのような場所を離れるのは勿体無いなという気持ちは今でも大きいです。

1番サビ~2番Aメロ

帰り道は 帰り道は
遠回りをしたくなるよ
どこを行けば どこに着くか?
過去の道なら迷うことがないから
弱虫(弱虫…)
新しい世界へ
今 行きたい 行きたい 行きたい 行きたい
強くなりたい

Oh!Oh!Oh! 好きだった… この場所…
Oh!Oh!Oh! 一歩目… 踏み出そう!

---2番

街灯りが寂しくふと感じるのは
見慣れた景色と違うから
いつもの高架線が見えなくなって
どこにいるかわからない

人は誰も
変わることに慣れていなくて昨日と同じように
今日も明日も ここにいたくなるんだ

個人的には

過去の道なら迷うことがないから

という部分が好きです。

新しいことをせずに前と同じ事をすれば迷いなんてせずに正しい道をひたすら進むことが出来る。
同じ事の繰り返しをしていると、人生はとても退屈なものになる。
しかし、人間にとって変化というのはとても負荷が高い。 住む場所が変わったり、中学から高校に進んだり、社会人になったり、誰しも経験があると思います。 人間は変わらないことが一番楽です。 新しいことを始める後押ししてくれる感じがします。

2番サビ

知らない道 知らない道
あと何回 歩けるだろう
夢の方へ 愛の方へ
風は道を選んだりはしないよ
このまま(このまま…)
ONE WAYの標識
でも行くんだ 行くんだ 行くんだ 行くんだ
戻れなくても…

この部分では、アイドルを卒業したら二度と同じ場所には戻れない。でも、進まないと行けないという気持ちを綴っています。
転職も似たようなもので、アイドルと違って前の会社に戻る事も可能だが基本的には一方通行に近い。(これは会社による)
それでもこの場所を離れて進んでいくんだという意志が無いと離れる事は出来ないと思います。

知らない道 知らない道
あと何回 歩けるだろう

今自分は院卒+社会人5年目の28歳で今年29歳になるので、人生であと何回挑戦出来るのかわかりません。
挑戦出来るタイミングで挑戦していける人生が良いですね。

Cメロ~ラスト

君と離れるのは悲しいけど
大事な別れだ
もっともっと広い世界
知らなきゃいけない
いつか(いつか)きっと(きっと)
違う道を選んだ意味
輝く未来のためと 互いにわかるだろう

風のように 風のように
思うままに生きてみよう
過去がどんな眩しくても
未来はもっと眩しいかもしれない

帰り道は 帰り道は
遠回りをしたくなるよ
どこを行けば どこに着くか?
過去の道なら迷うことがないから
弱虫(弱虫…)
新しい世界へ
今 行きたい 行きたい 行きたい 行きたい
強くなりたい

Oh!Oh!Oh! 好きだった… この場所…
Oh!Oh!Oh! 大切な… 思い出…
Oh!Oh!Oh! 好きだった… この場所…

卒業を名残惜しみながらも、アイドルにとって最大の壁である卒業してからの進路という壁を頑張って乗り越えていく
そんな歌詞になっている。

前述の通り今の会社には優秀な人がたくさんいます。
2年目からは配属時から同じチームだった @stormcatさんの側で働けたのはとても良い経験でした。
彼はとてもストイック?で、エンジニアとして仕事をこなすためには投資を厭わないプロフェッショナルでした。 風邪をひかない技術とかは面白いです。

彼はテックリードとしてチームをずっと率いてくれていました。そこで、@stormcat24さんがアウトプットの文化を推奨してくれていたのは本当にありがたかったです。
こういうのは言うのは簡単だが、リーダが率先して圧倒的なアウトプットをしているので自分達もやらねばとなってアウトプットする文化が出来たと思います。 自分だけでなく、チームメンバーがブログを投稿するとSlackにRSSでポストされるので、アウトプットしてる人が近くにいるとやる気にさせてくれました。
アウトプットしている人が物凄く出来るかと言われると、 もちろんそんなことは無くて、外に出せない事をやっている方もいるので オープンな環境でやらせて頂ける会社の環境にいられたのもとても感謝しています。

そして、最後の4ヶ月に彼の元でサーバサイドを学ぶ機会を頂けたのは自分のエンジニア人生の中ではとても貴重な時間でした。 自分は成長曲線がゆるやかなので、欲を言えばあと半年はやりたかったので残念です。

そしたらなぜこの環境を手放して転職をするのかという話になるのですが、
最近Kotlin Multiplatformという割と新しい技術を触る機会がありました。
存在自体は2, 3年前からあったのですが、最近注目を浴びて始めているクロスプラットフォームに関する技術です。 新しい技術ですので、当然ドキュメントは英語のみです。まだベータ版なのでKotlin langのSlackやGitHub上で議論が積極的になされています。 以前、Kotlin Multiplatformで困ったことがあった時にSlackに質問したらすぐにJetBrainsの人が回答してくれました。

また、昨年のGoogle I/Oのオフィスアワーで当時まだあまり開発されていなかったInstantAppsについての質問で 5, 6時間ぐらいGooglerの方と話させて頂ける機会があった際に、彼らは私の拙い英語の質問を一生懸命聞いてくれて、出来なかった問題を一緒にやりながら丁寧に解説してくれました。

話は大きく逸れますが、日本の人口は35年後の2055年には1億人を切るとされています。[2] 一方で、世界の人口はその頃100億人を超えます。[3]
つまり、今後日本人は世界から見たら少数民族になっていきます。(それでも少なくは無いですが)
これは持論ですが、日本の唯一の生き残る道は移民を受け入れる事だと個人的には思っています。しかし、彼らが日本に来たからといって頑張って日本語を話すとは思えません。

そのような経験や持論から、英語は今後より必要不可欠になり、英語が出来ないことがよりDisadvantageになると感じました。 また、英語が不自由なく使えれば直近数年はソフトウェアエンジニアとしてなんとか生きていけるなと感じたからです。 (これは今ある技術を使う側の視点ですので、生み出す能力やCSはまた別の軸の話です。CSの教養はある前提)

今の所、将来は海外で働きたいという気持ちはそこまで高くはありません。 今まで24ヶ国旅行をしてきて様々な国を見ましたが、この国で死にたいなと思った国はほぼありませんでした。それぐらい日本は環境に恵まれていて、良い国です。 ただ、直近10年はおそらくこの環境が続くと思いますが、超少子高齢化社会が近づいている日本が20年後もこの環境を維持出来るかというと疑問があります。
移民達が来た時に、海外でも生きていける力は今のうちから付けておきたいなという思いがあったので、グローバルで戦っている会社に行きたいなという漠然とした気持ちがありました。

転職するにしても、英語が話せないと選択肢がとても狭いです。日本の企業にしか就職出来ないので数えられる程度の選択肢しかありません。
転職以外に、英語を身につけるためにワーキングホリデーや留学という選択肢もありました。
私は恥ずかしながらそこまで流暢に英語を話すことは出来ません。現状の英語力は海外旅行を1人でも問題なく行ける程度です。 (ゆっくり簡単な単語で話してくれれば理解出来て、中学レベルの文法を使って意思疎通が取れる程度)

毎日ドキュメントも読むし、自然といつかできるから逃げて来ましたけど全然そんな事はありませんでした。

そのため、どこかでこの英語の壁をブレイクする必要があると思いました。
なにかでブレイクするには数ヶ月は本気でやる必要があります。その選択肢を取る時に会社員としてやるよりは一気に集中してやった方が効率が良いなと思ったので、留学に行く選択肢を取ることにしました。
転職活動をしつつ色々悩んでいましたが、最終的に日本の会社に転職をして、約2ヶ月留学することにしました。 次の会社は内定から間があいてしまうのですが、ジコチューな相談にも乗って頂けて感謝です。

いろいろ書きましたけど当然大きな理由の一つにお金の問題もあります。
これは現状のWEB業界の仕組み上、仕方のない事なのでここでは書きません。

また歌詞に戻ると、最終的には

新しい世界へ
今 行きたい 行きたい 行きたい 行きたい
強くなりたい

エンジニアなら誰しもが思うより強くなりたいというお気持ちです。

Title

最後にタイトルの「帰り道は遠回りしたくなる」には
例えば旅行の余韻に浸るために、帰りに寄り道してしまう行動のように、 楽しい時間はなるべく長続きして欲しいという思いが伝わってきます。

現職からの退職で一番悲しいのはSlackから抜けることです。
このSlackは集合知の塊だと思います。1000人以上いるので何か聞けば、その分野に詳しい誰かが答えてくれる素晴らしい環境でした。 リモートでも差し支えなくやり取り出来るように徹底したSlack文化で育ってきたので、4年間のやりとりが全てここにありました。 出来ればずっとSlackに居続けたいけど残念です。
世界中の人が1つのSlackに存在して欲しい。

さいごに

本当は退職エントリ的なのは書くつもりは無かったのですが、せっかくなのでという思いと前職への感謝ということで、 行きの飛行機でテイストを変えて書いてたらこんな内容になってしまった。(検索に引っかからないように双方の名前は出していない)
なにか凄い挑戦をするみたいになったけど、ただ留学にいって普通に就職するだけなので大げさになっているw

観測範囲内のエンジニアで退職して一旦留学行くみたいな人が意外といなかったので、参考になれば嬉しい。
そもそもエンジニアなら英語が話せる人が大多数なのか...
それか、そのまま海外で働く人は多い気がする。

20年後はとか書いたが、本音はGoogle翻訳に頑張ってほしい。
ただ直近5年は叶わぬ夢だと思うので5年生きるために2ヶ月投資する考えです。

1つ悩みがあって、比重を英語に全ブリするのかエンジニアリングにも多少置くのか未だに悩んでいます。
せっかくなら英語に集中した方が良いのですが、色々あってリリースするプロダクトコードを半年近く書いていないのでソフトウェアエンジニアとしての感覚が鈍っている感じがしていて転職後すぐに仕事できるか不安なので、コードは書いていたいという気持ちが入り混じってます...
まぁ来てしまったから出来ることをやっていくしか無い。1年前だったら留学に行こうなんて絶対思わなかったから成長したと思うことにする。

アイドルの卒業ソングを自分に当てはめるというオタの極みみたいなことをしてしまった。 なんでこんなことを書いたのか。若干後悔している。
mixiのように黒歴史的なブログになりそうで怖いw

今日から留学やっていき💪🏻

[1] https://www.nikkansports.com/entertainment/akb48/news/1436224.html
[2] http://www.garbagenews.net/archives/1999775.html
[3] https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/080600214/

本文中の太字は伝わる人には伝わるネタです

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